私には、二人の子供がいます。上の子は中学3年生の男の子。下の子は小学5年生の女の子です。どこにでもあるような一般の家庭で二人の子が小さい時は、活発に育てようと思い休みの度に近所を散歩したり、公園・海・山・アスレチック施設などほとんど家にいないというくらい出かけていました。そのせいもあって二人ともとても活発に育ちました。
ある日頭痛はやってきた
最初の出来事は、娘が小学1年生の時に起きました。丁度コロナの初期の頃で、朝、小学校への登校を嫌がるようになったのです。なんとなく調子辛い・・・・最初、私も訳が分からず取り敢えず歩き始めたら大丈夫だろうと軽い気持ちで送り出していました。あんなに活発だったのに何が起きたのか理解が追いつかず娘も伝え方がよく分からないか辛い事は言えるのですがどこがどう辛いのか詳しく説明ができず私も理解するまでにかなり時間がかかったのは覚えています。まずどこが辛いのか、気持ち悪い・頭が痛い辛さを教えてくれました。そしてその辛さの度合いも言葉では表せず理解に苦しみました。私自身特にこれと言って身体的に頭痛・吐き気などといった症状は風邪の時くらいしか味わったことしかなく頭痛と吐き気の辛さの理解にも苦しみました。自分の経験したことは理解できますが経験したことのない事は時間がかかります。人伝いに『この症状は片頭痛だからまずは医者に行ってみたら?』の知り合いの言葉で頭痛の医者へ行くことにしました。最初の医者では大人メインの医者でしたので『片頭痛だね』と思っていた通りの診断され、娘が小さい事もあり痛みに対しての伝え方の図(フェイススケール)を教えてもらい、私に痛みの度合いを伝える事の練習から始めました。
この図のおかげでその日の痛みの具合が理解できるようになり辛さもわかるようになってきました。
どんな時に片頭痛・吐き気が起きるのか?
まず娘に合う医者探しから始め小児専門の頭痛の医者を見つけ診察を受けました。長期的に観察し様子を記録していく必要があるということで頭痛ノートを記録していくことにしました。
片頭痛の薬を試し逆効果になったり、頭痛薬・吐き気どめを飲んでも効かなかったり粉薬が嫌で、となかなか相性の合う薬にはたどり着けませんでした。しかし、頭痛ノートをつけているおかげでどんな時に頭痛が起きやすいのかわかるようになってきました。娘は天候で左右されるということがわかりました。頭痛ノートにその日の天気と急な天候の変化・低気圧・高気圧・前線・熱帯低気圧・台風の記録を書き様子をみていると、頭痛で最も調子が悪くなるのが低気圧→熱帯低気圧→台風の時がとても辛くなることがわかりました。このことがわかったのは2年生になってからです。ここまで理解するのにはとても時間がかかりました。ですが上手に片頭痛と付き合っていくしかありません。一番辛いのは娘なんですから・・・。
学校での対処方法
学校では担任・保健の先生と連携を取ってもらい娘が調子の悪い時はいつでも保健室に行けるという行きやすい環境をつくっていただき登校するようになりました。頭痛が起きると氷嚢や冷却ジェルを保健室で常備させってもらってそれを上手に使いながら学校生活を送っていました。しかし、痛みがひどい時には学校へは行けず休む事もあります。回りの理解は、やはりとても大切です。理解してもらう為にも相談する事がとても大事になってきますね。
第二の試練
娘の片頭痛の理解と生活のリズムを掴んできた頃、上の男の子が6年生になった時、片頭痛を訴えてきたのです。えっ!お兄ちゃんも・・!?まさかとは思いましたが息子も様子見続けていくと娘と同じような状況になったのです。二人ともとは思いもよりませんでした。しかし娘の経験があったので息子の片頭痛への理解は早いものでした。息子も娘と同様、天候からの片頭痛でした。面白いことに低気圧から熱帯低気圧になる時、息子も娘も二人とも朝から昏睡状態のように布団に潜りダウンしています。兄妹でも体質は似るんですね。今では本当に痛い時にだけ痛み止めを服用す事にしています。
二人が片頭痛で布団にもぐっている姿を見てかわいそうな気持ちと、私も育児と仕事で精神的にやられてしましそうなってしまう自分がいますが、精神的にも肉体的にも息子も娘も辛いのは同じです。『明日は学校へ行く』と言いながら朝になりやっぱり調子が悪くなり行けなくなってしまい辛い思いをしたり、気持ちの切り替え方や薬の使い方に慣れていき子供たちも今では片頭痛がそろそと来そうだとわかるようになりました。みんなで体調を理解しながら、上手に片頭痛と付き合って生活していくしかありません。少しでも体が楽になる方法を見つけ協力しながら成長していきたいです。皆さんも問題が起きた時は、なぜどんな時に辛くなるのか理解し子供と成長していけるといいですね。
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